2008年12月28日

漢字を書く〜 其の一「気づき」〜年末の考え事

「漢字」を書くとき,何を思うか。
「森」なら、木が3本,山のように重なり合って,たっている所。
「林」なら、それが1本へって,横に並ぶ、木の空間。
一つの「文字」から、その空間や匂い、湿度感なんかを想像しながら書く。

私は、いつの間にやら「字」が書けなくなっている。
もともと上手ではないが、大学時代、そして会社勤めの2年弱、、、その頃の手
帳は、今のように雑ではなかった。
今は、もう、私にしか読めない字。「気」が全然入っていない「字」、「気持
ち」がそこに無いのだ。

忙しすぎ。
そして忙しい人生を選んでしまっているのは、自分。
「漢字」を墨で、筆で書く、という行為を通して「正しい忙しさ」で無いように
感じた。

いらない「忙しさ」をどんどん作り出しているような気がした。
もっと「想像力を刺激できる時間的余地」を作り出す事が「豊かな人生」ではな
いか、、、、

これまでの私は、身体を動かし感動する、すなわち「心身ともに健全である」こ
とを第一に考えてきた。
もちろん、それを目標に「健康に気を使う事」は大切な事だ。
でも、人は必ず「老いる」。今の体力からくる気力では、年を取るごとに「感
情」は落ちてしまう。

体力的にピークであった(私の場合)20代半ばから30代前半〜中旬。
今、なんだか、テンションが上がらないのは、「身体」の感覚にしか、頼ってこ
なかったから。

子供の頃、何をしたって、それ以上に、ワクワク、ドキドキ、いろんな世界を、
自分の中で妄想した。
「行動」という一つの「種」は「想像・妄想」というエッセンスで、数十倍、数
百倍に広がり、「花や緑が一面に広がる、新しい世界」を作り出し、そこでいつ
までも遊ぶことが出来た。

自分の行きたい場所に、行きたい時に、行けるようになり、「想像力」を使う余
地が少なくなってしまっていたのか、、、。

今、チビが、ちっちゃいでしょ。
だから、ハードには、動けない。でも、動けないからいろいろ考える。
考えるから、気がつかせてもらえる。
そんな環境に、感謝。

長くなるので、続きは、次回。



Posted by 古谷千佳子 at 16:19
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