2009年01月06日

原点

都会の暮らしを拒絶し、沖縄へ飛んだ後、水中に潜ってばかりいたのが、水面か
ら、浜の方を見れるようになり、這い上がり、陸の事も気になり始めた。
魚類から、両生類、そして哺乳類に。人から人間へ、ようやくなりかけた?(苦
笑)!
なんだか、非常に遠回りしてしまったような気になるのは、私が「応用編」から
入ってしまったからだと思う。
都会では、自分の立ち位置がわかりにくい。出来上がったものを「使う」「工夫
する」から入る事が多いから、「何故、そうなったのか」がわからなく、気持ち
が悪かった。

だから「原点」が知りたくて「体一つで海に潜り、魚を突く、網を仕掛けて魚を
追い込む」というシンプルな漁業に魅かれたんだと思う。
どうやって、私たちが生きているのか、、、それは、人間以外の様々な命をいた
だいて生きている、という事を、心身で知りたかった。原点をね・・・。

基本を「自然」の中から学んでから、スタートしたら、都会がどんなにすごいこ
とになっているのか、よ〜くわかるとも、思う。
「急がば回れ」ではないが、子供のうちに、学ぶ事って、そういう事だと思う。

私は、武道で言う、「守破離」でいったら、まだ「守」?
自然から、まだまだ学ばねばならないことばかり、、、。
でも、デジタルスイッチのように『今日から「破」に入ります』ポチッと
な、、、ということは無く、「守」と「破」と同時にユルユルと移行していく時
期なんだろう、とも、思う。

「自分自身が今、何故、こうなったのか?」過去を振り返ることが多くなった。
それは、自分の原点から、どうなって今があるのか、その道筋を知りたいから。
知って、次に進みたいから。
本に書いてある事よりも、自分がやっていた事こそ、使える知恵だと思うから、
子供に何を伝えたいか、という思いが湧いてきた時、自分の過去を思い出
すようになったのだ。
でも、「こうだったから、こうなっちゃったんだ」と言葉にした時、ややもする
と「今の私を否定している」と捉えられてしまうこともある。
言葉遣いに気をつけなければならない。


「もう、こんなに!」「まだ、これだけ?」
何かを得て、どちらに感じるか。(どう発言するか)

現状に満足する事は、必要だろうが、そこでとまらず「もっと・・・」と思う事
は大切な事だと思う。そういう欲望が人を成長させるんだと思うから。(別に欲
望って、物欲だけじゃないしね。)
どちらを選ぶのではなく、感じ方が、次のステップに移ったという事なのだが、
最初から「まだ、これだけ?」を口にしてしまうと誤解される。

話がそれてしまったが、昔の様に「人に何を思われても別に構わない。我が道を
行く」という立場ではなくなった。だって、自分が吸収すると同時に、人にいろ
んな事を伝えたいんだから。
そういう「言葉遣い」「身のあり方」も勉強していかねばならない。
・・・何を今更、、、、という感じでもあるけれど、、、
感情が、ガバァ〜っと爆発して、ぶつかりそうになったときには「平常心」を心
がけ、、、がんばりま〜す。
(よくぶつかるんだ、これが〜、、、反省。)



Posted by 古谷千佳子 at 02:13
この記事へのコメント
ちょっと、ずれるかもしれませんが。

だんだん、海が分かってくると、色々な情報を、加味して考えます。”今晩どこ泳ごうか?”  しかし、中途半端な知識は、大事な情報もムダになってしまい、結局自分の泳ぎなれた、泳ぎやすい 海に行ってしまいます。

海の中は、大きなもので毎日のように、入れ替わり立ち代り、人が泳いでいますが、獲れる海は、やっぱり 獲れます。

環境が、保たれていれば、海はひろいんだな~って、思います。
そして、陸上の破壊が、海を狭くしているんだな~と。

獲物が獲れる獲れない、と言う視点から、大きな、海、地球という、視点に。
やはり、情報をいかに、理解して活用できるか、 自分を、磨いていかないと、いけないですね。
Posted by 丘に上がった海坊主 at 2009年01月08日 09:04
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