2011年04月25日
黒潮?

黒潮と名付けた1冊のスクラップブック。
(やばい、これはカビの仲間か?苦笑〜)
モノクロ写真を中心に撮影していた時代,ベタ(コンタクトシート)をとって、スクラップブックに張り付け,写真(フイルム)を管理していた。
沖縄で暮らしているので,基本は,沖縄の海人を撮影してきた。
けれども、ずっと関心があったのが,黒潮の海。
海全般というよりは,潮の流れが運ぶものと、やはり潜り漁だ。
自ら潜って,獲物を捕らえるという原初的な漁法や暮らしに,今も昔も非常に魅力を感じている。
沖縄以外に撮りたい地域も,多々ありながら,実際的には,時間もお金もなく,県外を飛び回ることが出来なかった。
2003年、なんとか、羽ばたき始めたが、それもなかなか続かす,気がついたら、もう8年。
ときどき、足を運びながら、スナップ写真とりとり、ロケハンというところまで。
でも,当時撮影していたモノクロフイルムは、やはり美しい。
プリントする時間があまりなくて、ほとんどがベタどまり。
撮影した写真は小さな写真でしか見れないが、それを見ても,その奥行き感を感じられる。
銀海の美しさ。素朴な人々のシンプルな描写から湧き出る世界。やっぱり好きだ。
さて、運の良い私に舞い込んできたお仕事を、どうやって,何で,撮影するか,日々頭を悩ましている。
8年越しだもの、、、、。
物事は何をするにも時間がかかるものだ、、、と(私の場合かな?)しみじみ感じる。
海人撮影だって、もう10年以上だものね。
時間がかかる、、、というより、本当に好きなものは,自分の気持ちも継続するし,様々なご縁が自然に舞い込んでくる。
だから、今回のお仕事も,ご縁と感じ,喜んで引き受けることに。
飛び立つまでにあまり時間が無いけれど、
精神&肉体調整に入ってます。
これは、短いスパンでの始まりでもあり,長いスパンでもスタートでもあるのだと、直感している。
Posted by 古谷千佳子 at 00:49